
デジタルを使ってフレキシブルに働き、いきいきと自然体で生きるためのプロジェクト
今回のプロジェクトインタビューは、「愛媛デジ女プロジェクト(以下:デジ女)」のオーナーである飯野めぐみさんです。デジ女は、デジタルを通して「愛媛の女性がいきいきと自然体で生きる!」ことを目指しているプロジェクトです。デジタルの力を使えば、もっと自由にフレキシブルに働く事ができるため、デジタルは女性が自分らしく生きるための有効なツールだと飯野さんは考えています。「自分にあった働き方をして、仕事の幅を広げよう!」と優しく女性たちの背中を押す飯野さん。「デジタルの力を使って、女性が自然体に生きるとは?」飯野さんにお話を伺いました。
女性が一歩踏み出すための勇気を与えられるような場でありたい
廣瀬:こんにちは!エールラボえひめで、精力的に活動されているデジ女さんの活動が昨年度から気になっていました。この度はよろしくお願い致します!
では、さっそくですがデジ女さんの活動について教えてください。
飯野さん:こちらこそよろしくお願いします。まず、デジ女のテーマは「自然体で生きる」です。デジ女っていうネーミングだから、すごくデジタルを意識した活動をイメージされている方も多いかもしれませんが、デジタルは女性が自然体で生きるためのツールだと考えています。デジタルに少し強くなれば、仕事の幅もスタイルも広がると思っているからです。
廣瀬:確かにデジタルに強くなると、仕事の幅が格段に広がると思います。逆に、デジタルが苦手だと仕事の幅が狭まってしまうかも・・・。
デジ女さんの具体的な活動を教えていただけますか?

デジタルを使って自由な働き方をすることで、自然体で生きるロールモデルを紹介
デジ女の活動について
飯野さん:主な活動は、「仲間とデジタルスキルアップを目指す『デジトレ』コミュニティの運営」、「自分にとって最適な働き方を見つけるためのオンラインセミナーやイベントの開催」、「フリーランスなど、さまざまな働き方をしているロールモデルの発信」などです。
コロナウイルスの影響もあり、リモートワークが社会的に受け入れられるなど働き方も多様化したように見えますが、実は女性の働き方は、あまり変わっていないと思います。仕事が多様化したどころか、仕事がなくなってしまったと困っている女性が増えているのではないでしょうか。
「手に職があれば・・・」と思っても「何をしたらいいかわからない」や「パソコンが苦手」など、一歩踏み出す方法がわからない女性やデジタルスキルがない女性、自信がない女性などの不安を解消する場として「デジトレ」を開催することにしました。
廣瀬:どのレベルを求めるかにもよりますが、今、仕事をするならば、ある程度のデジタルの知識は必要不可欠な気がします。デジトレは具体的にはどのような学びの場なのでしょう?
飯野さん:月に2回ずつオンラインとオフラインで集まっています。eラーニングでデジタルの基礎を学びながら、ライティングやデザインなど、興味がある分野を自分たちで深めていくスタイルです。
廣瀬:確かに、少し動いてみないと、自分の興味が湧く分野はどれなのか分からないですよね。
飯野さん:そうなんです。そして、もっとデジタルについて勉強したくなったメンバーには、プログラミングスクールなど、次のステップを紹介するようにしています。

デジトレの様子。みんなでデジタルについて学んでいく
廣瀬:なるほど!次に「自分にとって最適な働き方を見つけるためのオンラインセミナーやイベントの開催」、「フリーランスなど、さまざまな働き方をしているロールモデルの発信」とはどういったものなのでしょうか?
飯野さん:例えば、フリーランスで働いている人を紹介して、「こんな働き方もあるよ」って、ロールモデルを示したりしています。ガッツリ働きたい人もいれば、自己実現じゃないけど、社会に参加して人の役に立ちたいという女性も多いので、自分たちの働き方にフィットするスタイルを見つけてもらえたらいいなって思っています。
デジタルのスキルがあれば、リモートでのお仕事の幅も広がりますよね。
私自身、働きたくても就労形態が合わずに働けないと悩む女性にたくさん出会ってきました。
特にコロナ禍で学校が休校になった時は、子どもの都合にあわせて仕事を休まなくてはならない場面もありましたが、そういった状況にあわせて自由に自分の働き方を変えることができますよね。
もちろん、会社に勤めながら輝ける女性も多くいると思います。

セミナーの様子。オフラインで集まれば、和気あいあいと盛り上がる
みんなで認め合って、成長していく場
廣瀬:ありがとうございます。デジ女の活動について理解できました。
飯野さんは、どうしてデジ女を作ろうと思ったのでしょうか?
飯野さん:デジ女の活動と並行して、私はカラーセラピストのカウンセラーとしても活動しています。こちらは「癒し」の分野なんですね。
女性が自然体でいきいき生きていくためだったら、「デジタル」でも「癒し」でもいいと思うのですが、女性がいきいき生きるためには「癒し」っていうよりは、自分が成長できたり、社会に参加できたり、自分でお金を稼いだりとか、そういった事が大事なんじゃないかなって。
自己実現って言ったら大袈裟かもしれないけど・・・。
廣瀬:確かに、「癒し」と「社会活動」は、また別のことなのかもしれませんね。
飯野さん:何かを始めるのって勇気が必要で、みんな不安なんですよね。だから、こういったコミュニティの存在って大事だと思っています。いろんな人と励ましあって、応援しあうって、すごく意義のあることじゃないですか。
みんな頑張り屋さんで、デジトレの集まりでも「私、全然進めてないです」っておっしゃるメンバーさんがいますが、もう、デジトレに申し込んでいる時点で一歩踏み出しています。
仕事や家事や育児がある中、前に進みたいって気持ちだけですごいですよね。お互いに肯定しあって応援しあって、成長していける。上下関係のない、そういった想いの女性が集る場を作りたいなって思ったんです。
廣瀬:そんな風に自分のことを肯定してくれる場所って、なかなかない気がするので、デジ女さんの活動ってすごく大事だなって思いました。
エールラボえひめに期待すること
廣瀬:デジ女さんは、認定プロジェクトを申請されていますが、エールラボえひめではどういったことを期待されていますか?
飯野さん:まずは、デジ女を周知してもらうための活動をお手伝いしてほしいです。そして、今は松山市を中心に活動を行っていますが、今後は、東予や南予でもイベントを開催していきたいなって思っています。その際、オンラインでも配信していきたいので、その辺りの音響や設営などに詳しい方に力をお借りしたいです。
イベントの際は、開催場所として県の施設などもお借りできたら嬉しいなって思っています。
廣瀬:今後の展開が楽しみですね!最後に読者のみなさんにメッセージをいただけますでしょうか。
飯野さん:いろんな働き方が知りたいとか、デジタルについてスキルアップしたいけど、どこから始めたらいいか分からないと考えているみなさん、デジ女には一緒に頑張れる仲間がいます!ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
自然体でいきいき暮らしていきましょう♪
<お知らせ>
愛媛県では「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」と協定を結び、デジタル技術を活用できる女性人材の育成及び就労支援を目的とする「愛媛でじたる女子プロジェクト」の第3期生を募集する予定です。私達愛媛デジ女も運営に参加しています!気になった方は、「愛媛でじたる女子プロジェクト」の情報も随時チェックしてみてくださいね!
- 団体の概要
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愛媛デジ女プロジェクト
- プロフィール
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飯野めぐみ
愛媛県松山市出身。カウンセラーとして、たくさんの女性の生の声を聞く なかで、働きたくても就労形態が合わず働けない、働き方に迷いを抱える 女性に多く出会い「デジタルの力を通して女性の働き方をアップデートし たい!」とデジ女の活動をスター
ト。「自然体で生きる」をテーマに精力的 に活動中!小学生男児二人の母でもある。
- プロジェクト紹介
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愛媛デジ女プロジェクト
参加者募集中
団体
愛媛デジ女プロジェクトとは 女性がデジタル環境の中で自分に合った働き方を目指すコミュニティです。 専門知識を持つ女性たちと自治体企業団体とのマッチングを通して 愛媛県の女性の自立を促進し地域経済の活性化を目指します。
所属コミュニティ
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主担当者
飯野 めぐみ
プロジェクト実施時期
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活動エリア
愛媛県全域