
ドキドキを視覚化する?「e-lamp. de 愛イベント in ひめring」の実証実験が行われました。
もしも「心」が可視化できたら?そんな発想のもと開発された「e-lamp.」を使った実証実験が、えひめ結婚支援センター ひめringの協力のもと、2022年12月10日に開催されました。会場は、まつちかタウンにある「Joint Terrace ひめring」。当日参加した男女5名の耳にイヤリングを取り付け、「ドキドキ」を可視化しながら、さまざまな催しが繰り広げられました。今回の婚活イベントでは、何組のカップルが成立したのでしょうか?
【e-lampとは】
e-lamp.は、心拍のフィードバックを光の点滅で可視化するイヤリングです。脈を感知するセンサを搭載したイヤリングを耳たぶにあてることで、血管の拡大収縮から心臓の脈動を推定します。その推定した脈の変動(ドキドキ)に合わせて、LEDがピカピカと光るよう設計されています。さらに、今回の実証実験は、事前に配布されたiPhoneで、自分のドキドキを確認しながらゲームなどの催しが行われました。

耳たぶにセンサがついており、そこから脈を推定してe-lampが光る
【イベントのタイムテーブル】
14:00〜 開会(e-lamp.イベントの趣旨説明、開発者紹介)
14:10〜 アイスブレイクゲーム
14:25〜 e-lamp. 機材配布、説明
1対1プロフィールトーク
15:00〜 ゲーム
15:20〜 フリートーク
15:40〜 マッチング
15:50〜 カップル発表
16:00〜 閉会
イベント前半

司会の日和佐さん(右)とe-lamp.の開発者である山本さん(左)
まずは、イベントの企画趣旨の説明からスタート。e-lamp.の開発者の山本さんよりe-lamp.の特徴や、iPhoneで自分のドキドキの確認の仕方などの説明がされました。
e-lamp.のピカピカと光る大きな球の様子が「可愛い!」と特に女性に大好評。
クリスマス前だったことから、「クリスマスっぽい!」という声も聞かれました。
イベントは、アイスブレイクのゲームからスタート。
ウソの自己紹介をして、自己紹介のうちどの部分がウソだったかを当てていきます。その時ヒントになるのがe-lamp.。e-lamp.が光る点滅の速さをみて、ウソを見破っていきます。
その後、1対1でのトークタイム。配布されたiPhoneで誰と話している時に自分の脈が一番速かったのかをチェック!「ドキドキを確認しながらトークをする」という滅多にしない体験をしていきます。

iPhoneで自分の脈拍を確認。いつ自分がドキドキしたかをチェックします!
イベント後半
イベントの後半もe-lamp.を使ったゲームからスタート。
5人ずつの2チームに分かれて、チーム戦でゲームを行っていきます。
お題に対してウソをついている人を見破るゲームで、この時も話す内容や表情、e-lamp.の点滅の速さをみながら、誰がウソをついているのかを推理していきます。
ゲーム後は、フリートークの時間。
はじめは時間で区切って、その後はお話ししたい人と自由に会話を楽しんでいきます。
ゲームなどを通して会場が温まっているため、会話が弾んでいる様子でした。

イベントに駆けつけたe-lamp.のプロジェクトメンバー。実証実験を見守ります
そして、最後にドキドキのマッチングタイム!!
何組のカップルが成立したのでしょうか?
結果は・・・・・
3組のカップルが成立!!
男女5名ずつが参加し、最終的に3組のカップルが成立しました。
司会者の日和佐さんによると、このカップル成立率は高いとのこと!
また、視覚的に光があると会場が華やかになるのと同時に、マスクで表情が隠れてしまいがちな中、e-lamp.のような気持ちの判断材料があるのはとてもよかったということでした。さらに、e-lamp.は会話のきっかけにもなっていたとお話ししてくださいました。
大成功に終わった今回の婚活イベント。
「この度は、愛媛県の皆様にご協力いただき、とても素敵な実証実験の機会をいただくことができました!『ドキドキを可視化し、他者と共有すること』の価値を、実際にご体験いただき、楽しく過ごされている皆様の姿をみて、e-lamp.を益々世界に届けていきたい!という思いが一層強まりました。今後もe-lamp.の製品化に向けて実証実験にご協力いただける企業様を募集しております。この度は素敵な機会をありがとうございました!」と開発者の山本さん。皆さんの素敵な出会いに協力できたことを喜んでいる様子でした。

今回のイベントを主催したひめringとe-lampのメンバーたち。イベントを実行したメンバーみんなが、楽しみながらイベントは遂行されました
- 団体の概要
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e-lamp.
- プロフィール
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山本愛優美
慶應義塾大学4回生の現役大学生。北海道出身。
2年前に心理学と感性工学を学び始めた頃より、もし「ドキドキ(心)」が可視化できれば面白いのではないか?という想いのもと、e-lamp.の製作に取り組み始める。はじめは1人からスタートした本プロジェクトは、現在は協賛企業が3社、サポートメンバーは9名と、大きく拡大。実証実験は30件以上!!精力的に活動を繰り広げている。
- プロジェクト紹介
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ドキドキを可視化したい
募集なし
団体
人と人との関わり、コミュ二ケーションは日常の様々な場面にあります。 新たなコミュニケーションの一つとして、e-lamp.が感情の可視化を目的に開発した脈の変動に合わせて明滅するイヤリング型デバイスの有効性の実証実験を行います。
所属コミュニティ
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主担当者
大西 広晃
プロジェクト実施時期
2022年12月
活動エリア
松山市