
【前編】愛媛をもっと好きになる。コミュマネから見たエールラボの魅力
2021年4月1日よりスタートしたエールラボえひめは、地域課題を自分たちで解決したい人たちのためのプラットフォームです。
志を同じくする仲間を見つけられ、課題によっては愛媛県のサポートが受けられることも。
今回、エールラボえひめのコミュニティマネジャー(以下、コミュマネ)に就任したのが、武市栞奈(たけいちかんな)さんと西田沙織(にしださおり)さん。
会員登録のサポート、会員同士を繋げる、コミュマネイベントの開催など、エールラボえひめの中で様々な活動を行なっています。
私たちがコミュマネをしている理由
廣瀬
今回より「エールラボえひめ」の紹介をさせていただきます、案内人の廣瀬麻衣です。どうぞよろしくお願いします。武市さん、西田さん、本日はよろしくお願いします!まずは、お二人がどのような想いでコミュマネの活動を行っているのか教えていただけますか?
武市さん
はい。私は、もともと銀行員で、その時のメインの業務は法人営業でした。
法人営業というのは、会社のお悩み相談会のような感じで、会社の経営者さんとこれから何をしたいのか、今後どういうことを考えているのかなどについて面談をします。そして、銀行としてどういったところがお手伝いできるかを考える仕事をしていました。
現在は、2021年2月に起業したばかりなのですが、前職の経験をいかし、業務委託というかたちで企業さんのコンサルティングを行っています。そこに課題があれば、その課題をどう乗り越えていくかなどについても提案させていただいています。
会社員時代から、『人が何かしたいと思う意思を肯定していきたい』という想いがあって、エールラボえひめのコミュマネは、自分がしていきたいと思っていることに近いと感じました。
誰かが何かをやりたいという気持ちがあって、でもそこに障壁がある場合、それがあるからできないんじゃなくて、どうやったらそれを乗り越えられるか・・・そこを一緒に考えてサポートしていけるポジションだと思っています。

銀行員時代の武市さん。人と話すことが好きで、「いろんな人と話してみたい」「会ってみたい」という想いを持ってコミュマネ活動に取り組んでいる。
西田さん
私は、現在、宇和島市に住んでいるのですが、生まれは北海道です。10歳まで北海道で過ごし、そこから東京に引っ越して、それからはずっと東京で育ちました。
旅行が大好きで、前職は旅行会社で会社員をしていました。
これまで、日本中、世界中、たくさんの地域を巡りました。旅行が好きといっても、なるべくお金を掛けない旅が好きで、旅行中は主にゲストハウスに宿泊していたのですが、そこで過ごす時間が私にとってはとても有意義なものでした。
ゲストハウスの共有リビングで、全く知らない人とたくさんおしゃべりをして、いろんな人の価値観に出会いました。
会社員をしながらも、自分の好きな環境で、好きな人たちと、好きな仕事をしたいと考えるようになり、「ゲストハウスがしたい」という夢を持つようになったのです。
そこから、結婚を経て、夫のおじいちゃんが住む宇和島市に移住したのですが、その時「ここにゲストハウスをつくろう」と決めました。
ここ宇和島で人が出会って、人と人を繋ぎ、チャンスが生まれる。そんな拠点となる場所を作りたいと思っています。
そして、エールラボえひめのコミュマネは、私がしていきたいことにとても近いと感じています。人と人を繋ぎ、そこからチャンスが生まれていく、そのためのお手伝ができる立場なのだと思います。

夫の怜央さんとクロアチアを旅行中の西田さん。エールラボえひめでは、コミュマネとして、人と人とを繋ぐサポートを行なっている。
廣瀬
ありがとうございます。武市さんの「人の意思を肯定していきたい」や西田さんの「人と人を繋いでいきたい」というのは、エールラボえひめが持つ大きな特長と共通しているように思います!
エールラボえひめは、「駆け込み寺」であり「海賊船」である!
廣瀬
おふたりはエールラボえひめをどのように捉えていますか。

武市さん。マツヤマンスペースにて撮影。
武市さん
今ある地域課題や身の回りにある不満を解消したいと思った時、どうしていいかわからないという方が、最初に頼る場所「駆け込み寺」のような存在なのかなと思っています。
サポートしてくれる人を探すだけじゃなくて、他の人の課題も見ることができるので、参考にできると思います。
西田さん
私は、エールラボえひめは、アニメ「ワンピース」に出てくる「海賊船」みたいなイメージです。決して、財宝などを奪うような悪いことをするわけではないですよ(笑)。
同じ志を持った人がひとり、ふたりと乗ってきて、「よしやるぞ!」って自分たちの目標達成のため、自分たちのお宝を見つけるために仲間と大海原へ旅に出る。そういうワクワクする要素のあるコミュニティだと思っています。
廣瀬
「駆け込み寺」に「海賊船」!!わかりやすくて面白い表現をありがとうございます。
そこを踏まえて、エールラボえひめの魅力を改めて教えてください。
西田さん
一番の魅力は、自分以外にもこんなことを思っている人がいる、こんなことをしている人もいると感じられて、いろんな人と出会えて関わりあえるところだと思います。
エールラボえひめのHPの『仲間を探す』で会員さんの情報を見ているとワクワクします!
いろんなユニークな方がいて、「この人と話してみたい」や「お近づきになって一緒に何かできたら面白そう」、なんて妄想しています(笑)。
ぜひ、みなさん、プロフィール欄を使って自己主張してみてくださいね!
「想い」を発信することで必要な方に届くと思いますし、コミュマネとして繋げていきます!

西田さん。コワーキングスペースUWAJIMA QUESTにて撮影。
武市さん
私も一番の魅力は同じ想いを持つ人と繋がることができることだと思います。
私の場合は、起業していることもあって、周りの人に、「起業したいけど、自分には人脈がないから・・・」みたいに言われてしまうこともあるのですが、人脈ってただ人と繋がっていくことではないと思うんです。
自分がしたいことがあって、でも自分に足りない部分がある時、そこをサポートしてくれる人に出会いたい。
または、自分にはこれができるから、この部分をサポートしてほしいとか、逆に誰かをサポートしたいとか、そういう想いが大切だと思っています。
その意思表示ができる場がエールラボえひめだと思うんです。
そのためにも、人と人を繋ぐコミュマネという役割がとても大切だと感じています。
- 団体の概要
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エールラボコミュニティマネージャー
- プロフィール
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武市栞奈(たけいちかんな)
1993年生まれ、松山市出身。
「まどんなクリエイト」代表。
銀行員時代のノウハウをいかし、中小企業に向けてオンラインマーケティングおよび業務効率化等の幅広いサポートを行うとともに、スタートアップイベントにて優勝した子ども向けお菓子作り教室にも注力している。
また、YouTube配信、SNS発信等、地方創生をテーマに多方面で活躍中。
- プロフィール
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西田沙織(にしださおり)
1990年生まれ、北海道出身。
北海道生まれ、東京育ち。2020年に宇和島市に移住。
趣味の旅行を通じて、様々なゲストハウスに宿泊した経験から、宇和島市にてゲストハウスのオープン準備を行っている。
6月13日には、café「Dear U」をオープンさせたばかり!特技はポジティブシンキング、明るい人柄が魅力。