
【後編】愛媛をもっと好きになる。コミュマネから見たエールラボえひめの魅力
2021年4月1日よりスタートした、エールラボえひめでコミュニティマネジャーを務める武市さんと西田さん。前編ではふたりから見たエールラボえひめの魅力を話してもらいました(→前編はこちら)。
後編では、さらに具体的にエールラボえひめをどう利用していくと良いのか、そして、ふたりが考えるエールラボえひめのこれからを聞いてみました。
コミュマネふたりがプロジェクトを立ち上げるとしたら?
廣瀬
エールラボえひめには、自分たちが感じている地域課題ごとにプロジェクトが立ち上がっています。そのプロジェクトを通して、現在感じている課題をたくさんの人に知ってもらえたり、仲間を募ったりといった活動が可能です。「プロジェクトを立ち上げるなら、こんなことがしたい!」など、おふたりが感じる地域課題はありますか?
帰ってきたいと思える地域をつくりたい
西田さん
宇和島市に限ったことではないのですが、一旦、愛媛県を離れる人って多いですよね。夢を叶えるとか自分の可能性を広げることを考えると、愛媛県を離れること自体は悪いことじゃないと思います。
私自身は宇和島市に縁もゆかりもないのですが、縁あって宇和島市に移住し、暮らすことになりました。そして、外から来たからこそ宇和島市の魅力を知ることができました。宇和島市を離れることになった人にも「また戻ってきたい」「大切な人を連れて帰りたい」って感じられるような魅力ある地域にしていきたいと思っています。

6月13日にオープンしたばかりのcafé「Dear U」で楽しそうに接客する西田さん。「U」は宇和島のU、携わってくれる全ての人、皆さん「YOU」のお店でありたいという願いを込めて。
子どもたちが自己肯定感を感じられる習い事を
武市さん
私の場合、もしプロジェクトを立ち上げるなら、子どもの自己肯定感が上がるような習い事、ワークショップを開催するといったプロジェクトがしたいです。共働きの家庭で、ご両親の帰りが遅くなってしまうため、お子さんに毎日習い事をさせているというお話を聞くことがあります。習い事としては、ピアノや塾、スポーツなど色々ありますよね。もちろんそれらも良いと思うのですが、その前に、まず、子どもの方から考えを引き出し、子どもたちの自己肯定感が上がるような習い事があればいいなと思っています。

『スタートアップウィークエンド愛媛』で優勝した、「オンライン幼稚園」のメンバーとしても活躍している武市さん。子どもたちが主体性を持って自宅で活動ができるサービスを提供している。(https://peraichi.com/landing_pages/view/sumayu/)
廣瀬
素敵ですね。こんな風にやりたいことを聞くと、周りの人は「手伝いたい」って思うようになりますよね!まだまだ始まったばかりのエールラボえひめですが、これからどのように広がっていってほしいと考えていますか?
西田さん
もっとたくさんの人がエールラボえひめを知ってくれて、活用してくれるといいと思っています。県内にいる人とも県外にいる人とも繋がって、みんなで愛媛をもっと良くしていく、エネルギッシュな活動の輪が広がっていってほしいですね。
エールラボえひめを通して県外の人と関わる
武市さん
先ほどの西田さんのお話ではないのですが、松山市出身の私の周りでも高校の同級生は県外に進学して、そこで就職して・・・という流れに今はどうしてもなっています。
でも、将来的には、「愛媛ってめちゃくちゃ最先端で面白くて盛り上がっている!」という風に県外の人にエールラボえひめを通して伝わっていくといいなと思っています。地域を盛り上げていくということ自体も課題ですが、エールラボえひめを通して県外の人と関わっていけると嬉しいですね。
廣瀬
エールラボえひめを通して県外の人と関わるとは、例えばどういったことでしょう?具体的に教えていただけますか。
武市さん
例えば、デザイナーやエンジニア系の仕事をしている人の場合、そのスキルを使えば、生まれ育った地域の会社と繋がって仕事をすることもできると思います。
でも、この場合、スキルがあることが最も重要なのではなくて、そこに、「地域のために何かしたい」など愛媛を大切に思う気持ちが根底にあることが必要だと思います。
「地域のために力になりたい」や、逆に「ここの力が足りないから誰か助けてほしい」など、個人でも企業でもそういった意思表示ができる場がエールラボえひめだと思うんです。

エールラボえひめの展望を話す武市さん。
廣瀬
確かに、愛媛を大切に思う気持ちが同じだと、お互いにすぐに信頼できて打ち解けられますね。そういった想いがあれば、その後の事業なども展開していきやすいかもしれませんね。
愛媛を大切に思う人、みんなのエールラボえひめです!
廣瀬
さて最後になりますが、読者の皆さんにメッセージをいただけますでしょうか。
西田さん
もし登録を迷っている方がいらっしゃったら、ぜひ登録をしてみてください。いろんな方と繋がれますし、自分のいろんな可能性を試すことができます。自分の考えや挑戦したいことをシェアすることで、それに興味を持ってくれた人と出会えるチャンスがエールラボえひめにはあります。そして、もちろん無料です(笑)。
勇気を出して掲示板にコメントを書いてくださった方には私が必ずお返事をしますので、安心して書き込んでくださいね!また、プロフィールを詳しく書いていただけるとサポートがしやすいです!
「自分の持っているスキルを使って人を助けたい」や、「こんなことがしたいから助けてほしい」など、具体的に書いてください。その上で、あなたにとって必要な人と繋いでいきます。

「掲示板にコメントしてくださった方には必ずお返事します!」と西田さん。
武市さん
課題がある方や、今以上に何かしたいという方にはもちろん登録していただきたいです。また、最近よく聞く「やりたいことが見つからない」といった人にとっても、エールラボえひめは、何らかのヒントになるのではないかと思います。
プロジェクトの申請など分からないところがあればコミュマネが全力でサポートしますので、気軽にお声掛けくださいね。そして、すでに登録してくださっている方は、一緒にエールラボえひめを盛り上げていきましょう♪
- 団体の概要
-
エールラボコミュニティマネージャー
- プロフィール
-
武市栞奈(たけいちかんな)
1993年生まれ、松山市出身。
「まどんなクリエイト」代表。
銀行員時代のノウハウをいかし、中小企業に向けてオンラインマーケティングおよび業務効率化等の幅広いサポートを行うとともに、スタートアップイベントにて優勝した子ども向けお菓子作り教室にも注力している。
また、YouTube配信、SNS発信等、地方創生をテーマに多方面で活躍中。
- プロフィール
-
西田沙織(にしださおり)
1990年生まれ、北海道出身。
北海道生まれ、東京育ち。2020年に宇和島市に移住。
趣味の旅行を通じて、様々なゲストハウスに宿泊した経験から、宇和島市にてゲストハウスのオープン準備を行っている。
6月13日には、café「Dear U」をオープンさせたばかり!特技はポジティブシンキング、明るい人柄が魅力。