まじめえひめ

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竹の灯りに包まれた空間と時間を 大切な人と共感したいから・・・

竹の灯りに包まれた空間と時間を 大切な人と共感したいから・・・

美しくライトアップされた竹灯籠の光景は格別です。

この竹灯籠を愛媛県の代名詞になるようなイベントに育てていきたいという想いで、エールラボえひめでプロジェクトを立ち上げてくださったのが新居総一郎さん。
新居さん自身、この竹灯籠を初めて見た時に心を奪われ、「この景色をもっと多くの人に見てもらわなくては!」という使命感にも似た想いが湧き上がってきたそうです。
今回のプロジェクトインタビューは新居さんにお話を伺いました。

この美しい景色を皆さんに伝えたい

廣瀬竹灯籠のお写真、拝見しました。本当に美しいですね!「竹の灯りで愛媛を包みたい。」プロジェクトの内容を教えていただけますか?

新居さん:はい。現在、この竹灯籠のイベントは久万高原町と西予市を中心に行われているのですが、このイベントを愛媛県内の各地で開催して、「愛媛県といえば竹灯籠だよね」といった代名詞的なイベントにすることです。そして、この竹灯籠の製作に関しては現在100%ボランティアの力だけで開催しているので、そこを企業の協賛などをいただき、継続可能な活動にしていくことがこのプロジェクトの目的です。

廣瀬:プロジェクトを始めようと思ったきっかけを教えてください。

新居さん:私は、SNSを使ったマーケティングの会社を経営しています。私の会社で働いてくれている社員が、この竹灯籠のイベントの空間デザインをお手伝いしていたので、「それなら一度見にいってみようか」と久万高原町に竹灯籠を見に行ったのがきっかけでした。

竹に穴を開けて、その穴によってつくられる模様から光が漏れて、その模様が浮き上がってくるという原理は知っていたのですが、それを実際に初めて見た時、本当に感動したんです。この感動はとても言葉では言い表せなくて、ただ、この素晴らしい空間を誰かに共有したいな、この光景を大切な人にも見てほしいなと思ったのがきっかけです。

竹灯籠はひとつひとつ、丁寧に手作業で作られている

 

廣瀬:その美しい光景をもっといろんな人に見てもらうためにも、愛媛県の各所で開催して、イベントを継続していく体制が必要だということですね。
このプロジェクトを進めるにあたっての具体的な課題を教えていただけますか?

新居さん:はい。課題でいうと、竹灯籠を作ってくれているのが地元の有志の方々なのですが、ボランティアというよりも身銭を切ってイベントを行っています。開催するたびに皆さんに喜んでいただいているイベントではあるのですが、継続していくための十分な体制ができていないのが現状です。

企業や自治体に協賛していただくことで、せめて、その自己負担の部分をなくしていければと思っています。そして、製作時に配る飲み物や昼食だけでも提供できるようになって、頑張っている皆さんを応援していきたいと思っています。

また、竹灯籠の製作にも時間と手間がかかるので、多くの方に手伝っていただければ嬉しいです。地域でこのような催事があることは、自分の地域を誇りに思うことにも繋がってくるのではないでしょうか。

圧倒的な美しさを感じてほしい 

廣瀬:言葉にならないほど感動したとおっしゃっていましたが、その感動の部分をもう少し教えていただけますか?

新居さん:はい。まず、竹灯籠って先ほどもお伝えしたとおり、原理としては簡単なんです。模様に沿って開けられた竹の穴から光が溢れている、ということだけなんですけど、近づいてみると鉛筆で穴の大きさを記録しているところが見えたりして、手作りのものが何百個も集まって壮大な空間が出来上がっています。日常ではまず見られない、非日常感というのでしょうか。私は、初めて見た時に圧倒的な何かを感じました。

竹から溢れる灯りは、まず普段見ない色なんです。竹自身にその土地が持つ地域の色みたいなのもあるのかもしれないのですが、どの場所で開催したとしても違う灯りの色、景色が見られるんです。これは、すごく不思議だと思います。また、感覚的な話しで恐縮なんですけど、日々のいろんなことが浄化される感じがするんですよね。もしかすると竹にはそういった力もあるんじゃないかなって思ったりもします。言葉で表現することが難しいのですが、見ていただければ感じていただけるんじゃないかと思っています。

 

大切な人と見て欲しい

廣瀬:やはり、その美しさに魅了されたというのがこのプロジェクトを立ち上げようと思った理由なのですね。新居さんはいつ、この竹灯籠に出会ったのでしょうか?

新居さん:実は、初めて竹灯籠を見たのは今年の3月です。なので、竹灯籠に出会ってまだ6ヶ月です。(笑)

もちろん本業の仕事もある中で、竹灯籠のためにこの数ヶ月は走り回っていて、自分でもなんでこんなに頑張っているんだろうって思う部分があります(笑)。でも、そう考えた時に、やはり、初めて竹灯籠を見た時の記憶が蘇ってくるんです。

あまりの美しさに言葉に出せないほど感動した、というのは先ほどお話しさせていただきましたが、その時に、母と父が一緒に見ているとか、弟が大切な人と一緒に見ているとか、そういった光景が想像できたんです。この空間を作ることで自分たちの大切な人が大切な人とその時間と空間を共有して、それがその人たちにとっての思い出になっていくと考えた時、なんて豊かなことなんだろうって感じました。この感動が活動の原動力になっています。

エールラボえひめでプロジェクトを立ち上げたのは、皆さんが肯定してくれたから

廣瀬:エールラボえひめでプロジェクトを立ち上げてくださった理由を教えてください。

新居さん:エールラボえひめのことは、社員の紹介で知りました。本業の仕事がSNSを使ったマーケティングを主にしているので、エールラボえひめのDXの部分が自分たちの仕事と何か連携できるんじゃないかなって思ったんです。そこから、エールラボえひめに登録して、「コミュマネイベント」に参加してみて、皆さんの地域課題についてのお話を聞いていくうちに、「自分がしている地域のための活動」ってなんだろうと考えた時、竹灯籠を思いついたんです。

廣瀬:そうなのですね!竹灯籠のプロジェクトがあって、エールラボえひめに登録してくださったのかと思っていました。

新居さん:最初は仕事で絡められるかもと思って登録したのですが、エールラボえひめを通して知り合ったコミュマネさんやプロジェクトオーナーさんとの出会いによって、自分もプロジェクトを立ち上げることができるんじゃないかと気持ちが変わっていったのです。

そしてコミュマネイベントで発表した時に、皆さんがすごくこの竹灯籠を肯定してくださいました。この時、エールラボえひめと竹灯籠の距離が、自分の中で一気に近づきました。

主観的な意見なのですが、エールラボえひめは各ビジネスの現場で活躍している方々がディスカッションをして、自分たちがしたいことを発表した時、否定の形はまずないんです。「これ面白いからやってみようよ」、「自分たちで出来ることがあれば力になるよ」って言っていただけたことが嬉しくて、新鮮でした。これは間違いなくこのプロジェクトを立ち上げる時の力になってくれました。

コミュマネイベントで活動の様子をお話ししてくださった新居さん(右)とコミュマネの武市さん(左)

 

廣瀬:エールラボえひめでエールがたくさん集まったんですね。これからエールラボえひめ内でどのように展開していけば良いと思っていますか?

新居さん:竹灯籠を一緒に製作したいという声をいただけるのを期待していて、このプロジェクトから各地域に製作のベース、拠点ができると嬉しいですね。製作期間は、規模にもよるのですが、5~6ヶ月かかるんじゃないかと予想しているので、たくさんの方に竹灯籠の製作に協力してほしいと思っていますし、もちろん完成したら見にいきたいと思ってくださる方のプロジェクトの参加も大歓迎です。

竹灯籠のイベントについて周知してもらいたいというのはもちろんなのですが、エールラボえひめって地域のために頑張っている方が多いと思うので、エールラボえひめに登録されている皆さんには特に「明日も頑張るぞ!」みたいな気持ちになってもらいたいです。エールを届けられるといいなと。

まずは来年のGWにイベントを仕掛けたい!

廣瀬:これからの「竹の灯りで愛媛を包みたい。」プロジェクトの目標を教えてください。

新居さん:まずは、来年のGWに県内の6拠点で2週間くらい点灯していきたいです。

そして、今後はこの時期がきたら「竹灯籠」と、県内外の人に認知してもらえるようなイベントにしていきたい。イベントも地域で採った竹で、地元の人が考えたデザインで、その地域のラウンドマークに飾るといった感じで「地域の特色」が出るといいなと思っています。そんなイベントに発展させていくことが目標です。

僕自身が初めて竹灯籠を見て感動したように、イベントの時期は、竹灯籠を見て心を揺さぶられて、皆さんが自分自身に向き合うようなタイミングになるといいなって思っています。

団体の概要

竹の灯りで愛媛を包みたい。

プロフィール

新居総一郎

株式会社B-and-A代表取締役CEO

徳島県美馬市に生まれ、高校卒業後愛媛大学工学部へ進学。大学在学中、専攻の電気工学の他に将来に役立つスキルを学びたいとwebデザイン・マーケティング・SNS運用について学ぶ。大学3年の春、居酒屋を営む実家で母が本業に加えてSNS更新やバックオフィス業務に追われている姿を目の当たりにし、この状況を変えたいと同時期に出会った友人2名とSNSマーケティング会社株式会社B-and-Aを創業。現在は県内企業を中心にInstagramを用いたSNSマーケティングやブランディングを提案するサービスを展開。

プロジェクト紹介

竹の灯りで愛媛を包みたい。

参加者募集中

団体

現代のせわしない世の中に、心があたたかくなるようなものを作りたい。 竹の灯りで愛媛を包みたい。プロジェクトは、県民が手作りした竹灯籠を、県内11箇所で一斉点灯することを目標に立ち上がったプロジェクトです。

所属コミュニティ

竹の灯りで愛媛を包みたい。

主担当者

新居 総一郎

プロジェクト実施時期

2021年07月

活動エリア

松山市

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