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愛媛FCと社会課題に取組もう! サッカーだけじゃない、地域と共にあるチームを目指して

愛媛FCと社会課題に取組もう! サッカーだけじゃない、地域と共にあるチームを目指して

2003年に設立され、2005年にJ2に昇格し、愛媛の誇るプロのサッカーチームとして県民に愛されている愛媛FC。実は、愛媛FCはサッカーだけでなく、地域活動を積極的に行っていることをご存知でしょうか?
Jリーグは、「シャレン!(社会連携活動)」として、地域の人々と共に社会課題に取り組む活動を、近年、積極的に行っているのです。今回は、エールラボえひめで「愛媛FCシャレン!(社会連携活動)」のコミュニティを立ち上げてくださった愛媛FCホームタウン担当の柳澤圭さんにお話を伺いました。

 

地域がもっと元気になるように活動しているのが「シャレン!」です

廣瀬:愛媛FCさんがこんな風に地域の活動をされているとは知りませんでした。「シャレン!」について教えていただけますか?

柳澤さん:1993年のJリーグ発足以降、Jリーグは、「ホームタウン活動」としてホームタウン(クラブの本拠地)と定めた地域で、ホームタウンと一体となったクラブづくりを行ってきました。このホームタウン活動の中で、最近、もっと多くの人たちと社会課題について接点を持って活動していこうと始めたプロジェクトが「シャレン!(社会連携活動)」なんです。

廣瀬:「シャレン!(社会連携活動)」のHPの中で「スポーツをする観る応援することも大切だが、クラブを支える街に笑顔を届けていくプロジェクトこそ『シャレン!』が目指す取り組みだ!」という一文に、シャレンの目指すところが理解できたような気がします。「シャレン!社会連携活動)」の活動について教えていただけますか?

柳澤さん:全体的な話をすれば、教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流といったテーマに対して、地域の人や企業、自治体、学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む活動です。Jリーグのクラブチームが取り組んでいる数だけ、様々な「シャレン!」の活動があります。企業や自治体、学校とタッグを組んで社会課題の解決に取り組んでいるんです。こう言ってしまうと、なんだか大きな団体でないと愛媛FCとは組めないのかと思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。一所懸命に活動されている地域住民主体の団体さんとも、僕たちは一緒に活動をしていきたいと思っています。

 

愛媛県内の20市町全ての自治体を応援しています

廣瀬:愛媛FCさんは具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?

柳澤さん:まず一つ目の取り組みは、「マッチシティ・マッチタウン」です。Jリーグに愛媛FCが昇格した2006年より、僕たちは松山市をはじめ愛媛県の20市町に出資をいただきながら活動を行ってきました。

このようにご協力いただく中で、自治体の皆さんに愛媛FCとしてどのような恩返しができるだろうと考えた時に、僕たちのスタジアム(ニンジニアスタジアム)を使って「自分たちの自治体をPRしてもらおう!」と考えたのが「マッチシティ・マッチタウン」の始まりです。

あらかじめ「〜の日」という感じで自治体の日を決めていて、「宇和島市の日」には牛鬼が、「今治市の日」であれば村上海賊がスタジアムに現れるなど、各市町に自由にPRしていただいています。結構、特産品などノベルティを配る自治体も多くて、スタジアムに来れば、何かしらお土産がもらえる・・・といった期待をされているお客さんも多いようです。(笑)

また、最も効果的なのは、愛媛県外のアウェイのサポーターに対してのPRです。今は、コロナ禍で移動がなかなかできる状況ではないのですが、2019年には毎試合、平均300名以上のアウェイサポーターが全国よりニンジニアスタジアムに観戦に来てくれていました。西日本のクラブだと、徳島ヴォルティスやファジアーノ岡山は毎回1000人以上のサポーターが、また熱狂的な応援で知られる松本山雅FC(長野県)からは1500人ものサポーターが、愛媛FCとの試合を観るためだけに愛媛県に来てくれています!さらに、試合の前後では観光地に足を運ぶなど、愛媛県を満喫している現状もあるようです。

こういった、県外に住むアウェイサポーターに向けても各自治体を効果的にPRできるのが「マッチシティ・マッチタウン」なのです。

「宇和島市の日」にスタジアムに登場した牛鬼

 

プロスポーツ選手が身近にいる体験を届ける

柳澤さん:もう一つ僕たちが「シャレン!」として取り組んでいるのが「スクールキャラバン」や「給食先生」という名前で活動している「学校訪問」です。今は学校へ伺うということは難しいのですが、この活動は僕たちがJリーグに上がる前からやっていた活動です。

もちろん、子ども達へのサッカーの普及活動には力を入れているのですが、サッカーが好きな子もいればそうでない子もいるので、サッカーだけをするというよりは体育の授業をお借りして、レクリエーションという感じで体を動かす楽しさを伝えています。

その後は、一緒に給食を食べて、給食を残さず食べることや食事の大切さなどを選手が伝えています。

廣瀬:プロのサッカー選手と一緒に体を動かしたり、給食を食べたりと触れ合うことができる体験ってものすごく貴重ですね!

柳澤さん:そうなんです。どこの地域にもプロのスポーツ選手がいるわけではないので、地域にプロのスポーツ選手がいるということはかけがえのない資源だと思っています。

この活動がきっかけで、愛媛FCのファンになってスタジアムに足を運んでくれるようになった子ども達も多いと聞いています。こうやってチームや選手の魅力を伝えてサッカーを好きになってもらって、スタジアムに足を運んでくれる人が増えるのはもちろん嬉しいのですが、サッカーじゃなかったとしてもスポーツが好きになったり、体を動かすことの楽しさに気がついたりと、スポーツを楽しむきっかけになってくれると嬉しいなって思っています。

 

プロスポーツチームとして地域にできること

廣瀬:柳澤さんのお話を聞いて、すごく愛媛FCは地域に開かれたチームなんだなと思いました。他のチームもそのような感じなのでしょうか?

柳澤さん:どちらかというと、愛媛FCは特別だと思います。僕自身の出身地が〝サッカーの街〟埼玉県さいたま市なのですが、さいたま市には浦和レッズというものすごく強いチームがあって、同じさいたま市でいえば大宮アルディージャもあります。ただ、愛媛FCのように学校に選手が来てくれて一緒に体育の授業をしたり、給食を食べたりと、選手が地域の人と触れ合い、地域に密着しているチームは特別だと思います。僕がたまたま、埼玉にいるときにそういった場面に出会えなかったからなのかもしれないのですが・・・。
そのせいか、僕たちのスタジアムっていい意味で「わちゃわちゃ」しているんです。愛媛FCに来てこの様子を初めてみたときは、すごく衝撃でした。

廣瀬:わちゃわちゃとは(笑)?

柳澤さん:スタジアムには飲食店のブースだけではなくて、子どもが遊ぶスペースがあったり、先ほどお話したマッチシティ・マッチタウンの地域のコーナーがあったり、とにかくスタジアムの中が賑やかなんです。この光景を見て、地元に根ざしたチームだなって改めて思いました。そして、さらに「地域に何ができるかな?」って自然と考えるようになっていったんです。
コロナ前までは、試合に勝ったら、スタジアムの外で選手が出てきて「もちまき」をやってたんですよ!こんなJリーグクラブは日本に、いや世界中探してもないと思います!

餅まきをする選手たち。新型コロナウイルス感染拡大前までは、試合に勝利した際にスタジアムの外で餅まきが行われていた

 

廣瀬:「地域のために」という想いは、まさにエールラボえひめが大切にしていることです。もともと、柳澤さんは地域活動などへの想いが強い方だったのでしょうか。

柳澤さん:いえ、地域活動について真剣に考えるようになったのは、愛媛FCに入社してからです。高校生の時から大好きなサッカーを通じて、スポーツに携わる仕事がしたいと思っていたのですが、新卒での就職の際はJクラブへの就職ルートがなくて断念せざるを得ませんでした。前職は全くサッカーとは関係のない仕事をしていたのですが、やはり夢を諦めきれずに、3年前に愛媛FCに転職しました。そしてホームタウン活動の担当になったことがきっかけで地域について真剣に考えるようになりました。

先ほどお話ししたみたいに、愛媛FCと地域の繋がり方に衝撃を受けて、地域の人たちと「シャレン!」を通してもっと関わっていきたい!と思っていた矢先にコロナウイルスでいろんなことを自粛しなくてはいけなくなって・・・。

この状況下で「スポーツってなんだろう」「地域に何ができるんだろう」って、昨年はかなり自問自答しました。そこから明確な答えが出たわけではないのですが、こうやって悩みながら考えながら、僕たちがお手伝いできることを発見して、アイデアを出していかなきゃいけないなと今は思っています。

 

廣瀬:愛媛FCへの入社がきっかけで社会活動や地域活動について考えるようになったのですね。高校生の頃からのサッカー関係の仕事をしたいと思っていたということは、柳澤さん自身もサッカー少年だったのでしょうか?

柳澤さん:実は中学校までは野球一筋だったんです。サッカーを始めたのは高校生から。中学校の時に招待チケットをもらってスタジアムでサッカーを観戦したことがサッカーを好きになるきっかけでした。選手がすごく輝いて見えて、一瞬でサッカーの虜(とりこ)に。だから僕自身、スタジアムでサッカーを観戦してもらうことってすごく大事な経験だと思っているんです。

廣瀬:確かにそうですよね。今、こうやってサッカーに関わる仕事をされているということは、その観戦チケットが人生を変えたと言っても過言ではない気がします。

柳澤さん:そうですね(笑)。そして、なぜサッカーなのかというと、サッカーの魅力ってボール一つあればどんな人たちとも交流できるからなんですよね。

こうやって地域にプロサッカーチームがあることで週末にあるサッカーの試合を楽しみにしている人たちがいる。ボール一つだけで街が動いている感じがして、すごく魅力的なスポーツなんです。

地域の人たちが、平日は愛媛FCについての話題で盛り上がってくれて、週末はスタジアムでサッカー観戦。一つのスポーツを通して地域の人たちが繋がり合う、そんな魅力的なクラブ作りを僕たちは目指しています。

サッカー観戦のためにイギリスに行くほどサッカーが好きな柳澤さん。

自治体の皆さん、ぜひ僕たちと一緒に活動しましょう!

廣瀬:愛媛FCさんはエールラボえひめでコミュニティを立ち上げてくださいました。これからどのようにエールラボえひめで活動を行っていきたいと思っていますか?

柳澤さん:「シャレン!」の活動をより多くの人に知ってもらうために発信していきたいです。もっとクオリティの高い、社会にとって必要な活動をやっていかなきゃいけないと考えています。その中で今回、エールラボえひめを通して、愛媛県の20市町の自治体の皆さんともっと活動を増やしていきたいと思っています。

活動の中で、僕たちは特に「食」にフォーカスをしているので給食センターとのコラボや、地域特産品のPRとか、食関連の活動をもっと増やしていけると嬉しいですね。もっともっと自治体の皆さんとコラボしていろんなことがしていきたいです。
もちろん、先ほどもお伝えしましたが自治体の皆さんだけではなくて、地域の方が主体となった団体さんとも、僕たちにできることがあればタッグを組んで一緒に課題解決に向けて取組んでいきたいと思っています。

僕たちの強みはやはりPR力だと思うので、その辺をうまく使っていただけるといいと思いますし、新しいアイデアも大募集です。ぜひ、地域課題の解決を僕たち愛媛FCと一緒にしていきましょう!お声掛けお待ちしています。

団体の概要

愛媛FCシャレン!(社会連携活動)

プロフィール

柳澤 圭(やなぎさわ けい)

1991年生まれ、埼玉県出身。

愛媛FCホームタウン担当。

中学生の頃、招待チケットで観たサッカー観戦を機に、野球少年から一転、サッカーのトリコに。単身でヨーロッパにサッカー観戦にいくほど、サッカーが好き。3年前に愛媛FCのホームタウン担当に配属され、日々「愛媛FCとして地域のために何ができるか」を模索中!趣味はサッカーとサッカー観戦。

コミュニティ紹介

愛媛FCシャレン!(社会連携活動)

参加者募集中

事業者

#愛媛FCを活用しよう! Jリーグ昇格16年目を迎えている愛媛FCです。 愛媛FC(Jリーグクラブ)が地域社会に貢献できるのは、スポーツの分野だけではなく、子どもの教育や健康づくり、観光・物産PRなど多岐にわたると考えています。  ”エールラボえひめ”を通じて、県内自治体の様々な部署の皆様とこれまで以上に「連携」しながら、地域・社会の課題を解決していきたいと考えています。

設立年

所属人数

6人

コミュニティ主担当

柳澤 圭

活動エリア

愛媛県全域

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