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「なんかいい場所、好きな場所」には「音」の共通点があった! エールラボえひめ「初のDXコミッション(実証実験)」を実施!

「なんかいい場所、好きな場所」には「音」の共通点があった! エールラボえひめ「初のDXコミッション(実証実験)」を実施!

2021年12月27日にエールラボえひめ初の実証実験が行われました。実施された実証実験のテーマは「不可聴(※)の街」。松山市内の場所を動画撮影し、独自のツールを使って映像内の音声を解析。そして、その場の雰囲気を視覚化しようという試みです。当日は、この実証実験の発案者である浅井さん、愛媛県の職員さん、コミュマネとライターの廣瀬が一緒に松山の街を歩き、みんなで撮影を行いました。さて、松山の街はどのようなどのような姿を見せてくれたのでしょうか。今回の記事は、廣瀬より実証実験の報告させていただきます。

(※)不可聴(ふかちょう)‥人間には聞こえない帯域の音

始まりはSHIBUYA QWSでの出会い

今回、エールラボえひめで実証実験を実施したのは、感覚や現象といったメタ的な要素をデザインし、世の中へ発信する事業を展開するMetaliumを経営している浅井睦(むつし)さんです。浅井さんは、普段見えない音の形状を解析し、可視化する独自のツール「Analytics of Ambient」の開発者です。今回の実証実験は、このツールを使い、松山の街の雰囲気を音から可視化するというものでした。

浅井さんとエールラボえひめの出会いは、エールラボえひめの首都圏官民共創拠点であるSHIBUYA QWS(渋谷キューズ)での展示会。浅井さんの展示物を見た愛媛県職員の大西さんが、浅井さんに話しかけたことが始まりです。

自分の取組みを面白がって話しかけてくれた大西さんに「やりたいと思っていることがあります・・・」と浅井さんからメールをしたことがきっかけでした。そこから、「エールラボえひめの『DXコミッション』として実証実験を行いましょう!」と話が進み、今回の実証実験に至ったのです。

SHIBUYA QWS周年イベントでの浅井さんの展示の様子

30秒の動画に隠された様々な情報

実験方法は、とてもシンプルです。自分の好きな場所、気になった場所をスマホで30秒動画撮影するだけ。それを浅井さんに共有し、解析してもらいます。

実験は松山城からスタート。それぞれ好きな場所で撮影し、撮影した場所をメモしておきます。その後、道後、三津浜と市内を移動。松山城の時と同じ要領で、好きな場所を30秒撮影し、撮影した場所を記録しておきます。

三津浜の様子を撮影する愛媛県職員の大西さん

道後温泉飛鳥之湯泉を撮影するコミュマネの武市(左)さんとライターの廣瀬(右)

 

撮影後は愛媛県庁に戻り、浅井さんに撮影した動画を共有し、解析結果を待ちます。

結果は、動画全体への効果として背景色の変化等の付与と心理音響評価指数である縦軸をloudness(音の大きさ、音圧)・横軸をshapeness(鋭さ、鮮明さとしたグラフ内に、映像音源と連動したピンがマッピングされる仕組みになっています。(下図(写真)参照)

撮影した動画を解析すると一つの結果が出ました。実証実験に参加したメンバーが「なんか好き」や「心地よい」と思った場所には一つの共通点があることが分かったのです。

道後の雰囲気の良いカフェ

落ち着いた雰囲気の神社

三津浜の旧濱田医院内

 

ピンは左下に集中し、突起している箇所が共通しています。

この部分は神社やお寺などによくみられる傾向で、心地よさの共通点になっているかもしれない領域でした。

そして、この部分を示す場所が今回の実証実験で撮影した動画には多いということが分かったのです。

「不可聴の街を可視化する」イベントの開催が決定!

今回の実証実験の結果報告、そして、この結果を今後どう活用していくのかということを話し合うイベントが、Metalium 浅井さんとエールラボえひめのコラボで2月の中旬にSHIBUYA QWSで開催することが決定しました!

エールラボえひめでは、DXコミッションとして愛媛県で実証実験を希望する県内外の事業者の皆さんを積極的にサポートしています!新しいアイデアを持っている事業者さんはもちろん、特に、まだ実績の少ないスタートアップの方たちに対しても広く開かれているのが特徴です。

浅井さんからも、「実証実験を行ってみて分かった部分がたくさんありました。頭の中で考えていたことも、実験を行ってみると予想と異なるところも多く、また、多くの人に実験に協力してもらうには『フォーマットが必要』、といった実験自体の改善点もたくさんみつかりました。『なんかいいね』を可視化することで、普段とは違ったコミュニケーションがとれたことがよかったと思います。『このデータをどう活用していくか・・・』また、イベントでお話しできればと思います!楽しい実験をありがとうございました」と感想をいただきました。

 

愛媛県のフィールドを使って、「実証実験を行いたい!」「チャレンジをしたい!」と思っている事業者の皆さん、お気軽にお声がけください!エールラボえひめは、みなさんを全力で応援します!

DXコミッションページ(https://yell-lab.ehime.jp/lp/

団体の概要

Metalium

プロフィール

浅井 睦(あさい むつし)

コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者 / 調香師 

1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。

まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llcを創業。

https://scrapbox.io/mutti624/Analytics_of_Ambient

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