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エールラボえひめからのお知らせ

2022.7.15お知らせ

【エールラボえひめ通信vol.34】ディレクター泉谷コラム③「陥りやすい失敗」

エールラボえひめ ディレクター 泉谷昇

 

自己紹介の時に、実績を挙げましたが、実は失敗も数多く経験しています。課題の改善に取り組む際に、陥りやすい「失敗」についてが今回のテーマです。

 

1)リーダーシップの欠如

「リーダーとは、カリスマな人」という誤解がまだ根強いですが、リーダーが備えるべきリーダーシップとは、「目配り(関係者との円滑な意思疎通)、気配り(メンバーのやる気とスキルを引き出す)、手配り(手順などの舵取り)」などです。それらの要素を備えた人をリーダーとよぶので、決してカリスマではありません。まずは自分を牽引するセルフリーダーシップから始めてもいいでしょう。このリーダーシップが欠如していると、取り組みは方向性を見失い迷走します。リーダーは描いたビジョンの実現に存在します。

また「船頭多し」も失敗します。Aさん、Bさん、Cさんと関わる人それぞれが異なる指示や見解を持つとメンバーは誰の決定で進めばいいのか?わからなくなります。取り組みにリーダーは一人です。

 

2)役割と範囲の未設定

役割を明確にしないと、描いたビジョン、目的は達成できません。親切心などから決めた役割以外に自ら手を出す人がいますが、その時間があるなら自身の役割にもっと注ぐべきです。「手助け」を求められた場合は率先して協力しますが、あくまでも自分が担っている役割は何かを問い、自覚する必要があります。

 

また、役割の範囲は「やるべきこと、できること、やりたいこと」で分けることができますが、期待や希望まで書くと項目は膨大な数になります。このような場合は「絶対にやらないこと」を作成するのも一考です。項目数も少なくなりますし、判断基準も容易になり、メンバーとの共有もできます。

 

3)リスクへの対処

リスクとは描いたビジョンや設定した目標、目的を阻害する要素です。最初からは見えず分からず、発生確率も不確かなので、無視する人もいますが、「リスクは必ず発生」します。なので、リスクを考えない取り組みは、たとえ魅力的に聞こえても関わらない方が賢明です。

リスクは「発生頻度×影響度」である程度測れ、対処法もあるので恐れることはありません。必ず起こることが分かっているのに、対処法を備えないのは、リスクを甘くみているか、地域を知らないかです。そんな無責任な取り組みがたとえ成功しても評価はされません。

 

他にも「曖昧な目標」「不明瞭な予算」などの論点がありますが、質問などしていただいたらお答えします。

 

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それでは、7月24日にお会いできるのを楽しみにしています。