NEWS
エールラボえひめからのお知らせ
【エールラボえひめ通信 vol.3.1】県庁職員向けエールラボえひめ研修実況(後編)
こんにちは。エールラボえひめディレクターの金澤です。
前回に引き続き、県庁職員向けエールラボえひめ研修実況中継の後
前回から、愛媛県庁と市役所・町役場でおこなったエールラボえひ
エールラボえひめは、「自分たちの周りにある愛媛の課題を自分た
後編では行政の仕事でエールラボえひめはどんな使われ方を期待さ
講義:エールラボえひめで地域づくりをしてみよう(後編)
1.政策形成での悩み
■一生懸命やってもうまくいかないのはなぜ?
行政の立場に立ってみると、一生懸命つくったのに施策が住民の皆
これは、民間企業でも同じで、一生懸命作ったのに売れないという
色々な理由があるのですが、大きく分けると2つに別れます。
1:顧客の課題・心情を正確に理解できていない
2:顧客の課題・心情は正確に掴んでいるのに、適切な解決策を作
実は、エールラボえひめはこんな状況に効くのです。
■新規事業でアンケートは使わない。
多くの民間企業では、新規事業でアンケートを使うことはあまりあ
というのも、まだ、馬が主要な交通手段だった頃に、自動車を一般
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速
アップルのスティーブ・ジョブズもこの話を好んで使っていたよう
アンケートが効くのは既存商品の改善です。お客さんがすでに商品
■では、どうやって新規事業を作るの?
顧客が欲しいと思っていないものは作っても売れません。だから、
色々な仮説やときにはプロトタイプのモデルを作って、顧客に反応
もちろん、中には世の中が望んでいたものを技術の力やずば抜けた
お客さんは、満足か不満かは答えられますが、不満なものを何をど
■誰にとっても良さげなものは、誰にとってもつまらないものかも しれない
顧客(政策の対象者)の声を聞くところから始めようということで
でも、多くの場合、色々な人の意見の最大公約数を叶えようとする
例えば、男性にも女性にもお年寄りにも若者にも子どもにも着られ
最大公約数を狙いすぎると、誰にとってもつまらなくなるのです。
■民間企業はどうしている?
では、民間企業はどうしているのでしょう。民間企業にも行政と同
答えは、1つのカテゴリーの商品でも様々なラインナップを作って
愛媛県には、「愛媛県民」という個人はいません。色々な考え方や
2.行政でのエールラボえひめの使い方
■エールラボえひめと何の関係があるの?
長々と民間企業の話をしてきましたが、新しい課題を解決するチャ
対象となる当事者のニーズをしっかり聞くこと、そして様々な考え
当事者の意見をしっかり聞くことは役所の中だけではできません。
困ったというときにエールラボえひめを使うとよいのです。
ここには、色々な考え方の色々な立場の方がいます。地域の課題を
行政だけで社会の課題を全て解決しようとする時代は終わって、地
■これからの県庁にご期待ください
行政だけで難しいなと思うことがあれば、同じ想いを持っているエ
私達ディレクターやコミュニティマネジャーがサポートしていきま
ということで、これから県庁各部署もオーナーになって、コミュニ
立場を問わず、愛媛や地元を大切に思うみなさんと一緒に、新しい