まじめえひめ

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和紙の森プロジェクト

私たちの人生は長くて100年ほど。その100年をどう捉えるかによって、自分のアイデンティティも違ってくるように思います。建築家ガウディのサグラダ・ファミリアは、没後100年近くたった今でも建設が続けられていて、彼の寿命をはるかに超えたものとなっています。

愛媛県四国中央市には、22歳で手すき和紙工房「多羅富來和紙」を構え、手すき和紙職人となった大西満王さんがいます。彼は、地域から途絶えそうな「手すき和紙」を未来につなげるために、和紙職人になりました。大変厳しい仕事ゆえ、多くの人から反対や心配をされるなか、「紙のまちのルーツでもある手すき和紙を、地域から途絶えさせるわけにはいかない。今、自分が生きている間に、手すき和紙を生業とすることで、未来の誰かに繋ぐことができるかもしれない」と覚悟を決めました。

そんな彼の思いに胸を撃たれ、彼の夢のひとつである「地域で育った原料で和紙を作りたい」という願いを一緒に叶えながら、森を守り、未来につなげることができればと、このプロジェクトを立ち上げました。

そして、満王さんのように、自分も歴史の一部であり、自然の一部であることを、このプロジェクトを通して皆さんと一緒に感じることができればと思っています。

和紙ができるまでの一連の流れを、知って、関わって、体験する

〇和紙の素材となる木を植える、育てる、管理する、収穫する体験を行う
〇和紙について学ぶ
〇手すき和紙体験をする
〇和紙で作品を作る など

自分のアイデンティティを築くために

個人が活躍できる時代になりました。その一方で自分が「何者か」にならなければいというプレシャーを感じるようにもなりました。そんなときに出会ったのが満王さんでした。

彼は自分が「何者か」であろうとする前に、自分が生まれ育った「紙のまち」の伝統産業に自分の人生をつなぐことで、アイデンティティを築いているように思えました。それは歴史好きな彼にとっては自然なことだったかもしれません。

私も満王さんやガウディのように、長いスパンで自分の人生を捉えたくて「1000年」という単位のプロジェクト名をつけました。今生きている全ての人がいなくなった後も、誰かの手によって森は育てられ、紙となってその記憶を後世に伝える。自分の人生もその一部になれれば幸せです。

プロジェクト関連項目

実施時期
2022年12月から
参考情報リンク

多羅富來和紙

活動地域
四国中央市
活動頻度
年に数回
プロジェクト参加条件
山や森に入ると、なんとも満たされた気持ちになります。和紙に触ると温かさを感じます。そんな感覚を一緒に味わいながら楽しめる人が集まってくれたらうれしいです。

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